グアムってどこの国?アメリカなの?どこまで同じでどこが違うか徹底解説

グアムって、、、グアム国なんだっけ?アメリカなんだっけ?とか言ってる人はいませんか?でも確かにグアムは歴史的経緯もあり、答えにくいところもあります。ちょっと繊細なお話を徹底解説します。

グアムってどこの国?アメリカ?

一言で言ってしまうと、グアムは「アメリカ合衆国の準州」です。

でも、準州ってなんでしょう。

まず、アメリカは50の州があると言いますが、グアムはこの50州には含まれません。(ちなみにハワイはハワイ州という一つの州です)

グアムの他にもプエルトリコや北マリアナ諸島が、アメリカ合衆国の準州と呼ばれます。

準州には、アメリカ合衆国の憲法が部分的に適応されます。具体的には下記の様な制限があります。

  • 住民に大統領選挙の投票権がない。
  • 米国連邦議会に議員を送れない。連邦議会は上院・下院とも各州の代表たる議員からなるが、準州は下院にオブザーバー(本会議投票権のない代表)を1人だけを送れるのみ。

その他、通貨や道路交通など、多くの制度はアメリカ合衆国に準じたものになりますし、文化的にも米国本土に非常に近いものになります。

グアム観光と準州って何か関係あるの?

基本的にはアメリカ合衆国と同じ法律等が適応されますが、グアムだからの特例がいくつかあります。

最も身近なのは、ビザと運転免許だと思います。

日本人観光客がグアムで入国する際、事前にESTA申請をするか、グアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラム(Guam-CNMI VWP)でI-736様式を提出するかどちらかで入国すると思います。

前者は全米で共通の仕組みですが、後者はまさに、グアムと北マリアナ諸島にだけ適用される仕組みです。

また、グアムでは入国45日以内に限り、日本の運転免許証で運転することができます。これもグアム独自の仕組みになります。(観光を主産業とするグアムの弾力的な運用ということですね)

歴史的背景も知っておこう

グアムは紀元前3000〜2000年ごろから東南アジア系民族チャモロ人が移住してきたと考えられています。

16世紀には大航海時代のスペインに植民地化され、スペイン文化の影響を強く受けます。

その後、1898年に勃発した米西戦争(アメリカとスペインの戦争)の一環で領有権はアメリカに移ります。太平洋戦争にて2年半ほど日本の領有期間を経ますが、再度米国の統治を受ける様になります。

この経緯から、基本的にはアメリカの文化ですが、ハガニアを中心に、スペイン統治時代の趣を残す建造物などがあります。

ハガニア(発音は「ハガニャ」が近そうです)と言った地名等もそういえば少しスペイン風ですよね。

現在のグアムは観光が産業の柱ではありますが、一方で島の三分の一は軍用地であり、米軍のアジア太平洋地域の重要な拠点でもあります。

最後に

一時期、北朝鮮がグアム到達する長距離弾道ミサイルを保有したということで大きな話題になりましたが、それはグアムが東アジアから最も近い米国領であり、また今でも実は軍事的に大きな意味を持っている場所だということが背景にあります。

青い海と空が私たちを癒してくれるグアムですが、こんなことも知っておくと良いですね。