グアムの観光にレンタカーが便利という話をお聞きになったことがあるかもしれません。でも、海外だし、レンタカーはちょっとハードルが高い感じもありますよね。本当に必要?メリットはあるのか、免許や保険はどうしたらいいのか、それにカーナビとかあるの?いろんな疑問にお答えします。
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グアムでレンタカーって必要?メリットは何?
グアムに来て、皆さん、どこに泊まって、どこに行かれるでしょうか?
グアム観光の移動手段としては、皆さんご存知の遠り、赤いシャトルバスに代表される各種バスとタクシーが主になります。タモンのホテルロード沿いのホテルに泊まって、タモンのビーチに行ったりショッピングに行ったりするのには、こうした交通機関がカバーしてくれます。
ですが、旅慣れた方だと、少し不満も出てくるかもしれません。
- バスの待ち時間が無駄、勿体無い。もっとフットワーク良く動きたい。
- バスが出ていない場所のビーチに行きたい。
- グアム島の南部の自然にふれたい
- バス停から遠いところの宿に泊まる
こうした時に、レンタカーが活躍します。
また、グアムは完全な車社会なので、どこに行っても必ず駐車場がありますし、道に人が歩いていないので、「ちょっとくらいは徒歩で頑張る」というのが難しいという背景もあります。
グアムでレンタカーを借りるには何が必要?免許や保険はどうすればいい?
グアムでは、国際免許証は不要で、日本での免許証で運転することができます。21才以上ならグアム到着30日以内は車の運転をすることができます。
レンタカーを借りる際には、必ず保険に入ることになります。日本のレンタカーと大きく違う点は無い様に思いますが、キチンと理解すると不安が減りますから、頭に入れておきましょう。
1)自動車損害賠償保険(LP – Liability Protection)
事故時の対人・対物の補償です。これは必須になっていると思いますが念のため確認してください。
2)自車損害補償保険(CDW – Collision Damage Waiver)
事故時、破損した車両の補償です。いわゆる車両保険ですね。形としては任意になっていることが多いと思いますが、これは入っておく方がいいと思います。
大抵は$500とかの免責額(補償はするけど、これだけは払ってねの額)の設定が付いていると思います。
また、パンクやホイールの破損等は補償しないことがあるみたいです。レンタカー会社で確認しましょう。
3)免責補償制度(ZDW)
上記CDWの免責額を0にするものです。このあたりから悩みます。1日あたり$10くらいから。
私はレンタカーを借りる期間が短い時は入ります。長期に及ぶときは免責補償のための保険額がだんだん免責額に近づいてくるので、入らないときもあります。
4) 休車補償制度(NOC)
万が一事故を起こして車両に修理が必要になった場合、その間その車両をレンタカー会社が貸し出しに使えなかったことについての請求(NOC $250〜)を免除するもの。1日あたり$10弱くらい。
私は免責補償と同じ様に考えます。
5)搭乗者障害保険補償制度(PAI)
乗っていた人が怪我をした時の医療費や死亡補償など。これは旅行保険との兼ね合いだと思います。
6)パンク保険等追加の保険
聞いた時は「何それ?」と思いましたが、走ってみて納得しました。大きな通りはもちろん舗装されてますがそれも穴があったりする場合もありますし、あと、例えばビーチに近いところなど、舗装がものすごくゴツゴツしていたりする場合あります。調子乗ると、パンクさせそうだなと思いました。
(あと、そもそもリディリアンビーチとか、悪路を通らないと行けない場所には行かないで、とレンタカー屋さんで念押しもされます)
個人的にはパンク保険よりも、スペアタイヤへのタイヤ交換ができるかどうかの方が大事かなと思いますが。(皆さん、タイヤ交換、自分でできますか?JAFのYouTubeで予習もいいかも!)
あとは、支払いがクレジットカード必須だったりすることもあるので、レンタカー屋さんに確認してくださいね。
グアムのレンタカーにカーナビはついてるの?
日本のレンタカーは特に何もしなくても標準でカーナビが付いていますが、あれは日本だけです。グアムのレンタカーにはカーナビは付いていません。
レンタカー屋さんによっては、ポータブルタイプのカーナビを$8/日とかでレンタルやっていますが、正直、お勧めしません。
グアムはそれほど複雑な道という訳では無いので、レンタカー屋さんでもらえる紙の地図をざっと見た上で、Google Mapsでオフラインマップをダウンロードしておけばカーナビとして使えますし、それで十分事足りる様に思います。
(下記の記事でGoogleマップのオフラインマップの使い方を説明しています。便利ですよ!)
運転するのに注意すべきことは?
海外で運転するのが初めての人(私もそうでした)だと、左ハンドル右側通行で運転できるだろうか?とちょっと不安になりますよね。
やってみてわかったポイントをまとめます。
幹線道路なら逆走するミスの不安は少ない
マリンドライブなど幹線道路を走っているときは車線で混乱することはあまりありません。前の車についていくことになるので。
幹線から外れた交通の少ない道が逆に危ない
車の少ないローカルな道が、右側通行を意識させるきっかけが少なくて、うっかり左側を走りかねないです。気をつけてください。
上半身でやることは全部左右逆になる(ウインカーだけじゃない)
ウィンカーを間違えないかなという心配をされる方も多いと思うのですが、右側通行の道を走っていると、右側通行しているということがきっかけになって「ウインカーは左側」と思い出すので、意外に大丈夫です。
苦労するのはシフトレバーやサイドブレーキを右手でとっさに操作できないことと、バックミラーですね。どちらも日本でずっと運転していた人は、それらが自分の左側にあるのが当たり前になっているので、意外に苦労します。
特にバックミラーは運転中大事なのですが、運転中に目が右上を見るっていうのがしばらく自然にできないので、気をつけたいところです。
サイドミラーの曲率が違う??
具体的な証拠はないのですが、サイドミラーで見えるエリアが日本の方が広い様な気がします。
サイドミラーって確か凸面鏡になっていたと思うので、その率が違っているのではないかしらと思います。
感覚が違って、距離感がちょっと掴みにくかったりします。真横の死角も大きい様な気がします。
先に書いたバックミラーも含めて、ミラー周りは落ち着いていきましょう。
イエローレーンは便利
レンタカー屋さんで説明が聞けると思いますが、幹線には左折等のためのイエローレーンというレーンがあります。日本には無いものですが、理解するととても便利で、日本にも欲しいなくらいになります。
最後に
日本で普段運転している人なら、落ち着いてやれば十分グアムでも運転できると思います。
自由にグアムを満喫するには、レンタカーを使うのもとても良い方法だと思います。安全運転でグアムを楽しみましょう。
皆さんの旅行プランの参考になれば幸いです。