治安・安全

グアムを楽しむ為の治安の知識

2019年4月5日

海外旅行に行くにあたって、必ず気にかけておかなければならない治安の話。グアムは比較的治安は良いですが、それでも日本と同じとはいきません。グアム旅行にあたって抑えておくべき治安の話をまとめます。

グアムの治安状況

あまり楽しいデータではないのですが、グアムでも犯罪は発生しています。

2011年2012年 2013年2014年2015年2016年
殺人事件638783
強盗事件6796145131124156
強姦事件151107106118160103
傷害事件327258401294400341
窃盗事件3,7954,4094,5193,8123,6933,741
薬物事件221293271369501494

（2017年，2018年については未発表）　出所：外務省海外安全ホームページ

これだけ見ても今ひとつピンときづらいと思いますが、人口1000人あたりの年間窃盗発生件数を計算すると

  • グアム 22〜23件
  • 日本　4〜5件

となります。これで少しイメージが湧くのではないでしょうか。

グアムは暖かい気候と青い海で私たちを癒してくれますが、安全に楽しむ為に、防犯の意識も忘れない様にしたいところです。

日本人の被害の例

こちらも外務省海外安全ホームページで紹介されている例ですが、

　2013年2月，現地在住の男が車で歩道を走行の上，十数名の歩行者をはねた後，車から降りてナイフで歩行者に無差別に切りつけ，日本人旅行者十数名が死傷するという痛ましい事件が発生しました。この他にも，グアムでは日本人観光客が巻き込まれた以下のような事件が発生しています。


○観光名所の駐車場にレンタカーを駐車中，何者かに車の窓ガラスを割られ，車内にあった荷物が盗難被害にあった。


○グアム北部のビーチに向かいレンタカーで走行中，突然ジャングルから銃を持った男が現れ，車から降りるよう脅された。車から降りると男は車を奪って逃走した。


○深夜，ホテル近くの路上を歩行中に，車に乗った2人組の男にバッグをひったくられた。


○午後11時ごろ，タモンビーチにて夜空を眺めていたところ，通りすがりの男に荷物を盗まれたため，追いかけたところ，殴る蹴るの暴行を受けた。


○ビーチに荷物の監視者を残さずに貴重品の入った荷物のみを残して遊泳していたところ，荷物を全て盗まれる置き引きの被害に遭った。


○レンタカーで南部を観光中，現地の男に家まで送ってほしいと頼まれ，送る途中で暴行を受けて車とバッグを強奪された。

引用：https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_224.html

さらに詳しい情報は

https://www.hagatna.us.emb-japan.go.jp/files/000440536.pdf

にもあります。

私たちにできる防犯対策

実際のところ、気をつけるべきことは比較的シンプルではあると思います。

  • 夜間は出歩かない。
  • 基本的に移動は交通機関を利用する。日中であっても人気のない路地に入らない。
  • 荷物から目を離さない。ビーチに行く時は荷物は最低限に。
  • 車（レンタカー）の中の見えるところに物を残さない。
  • 徒歩で移動中は車とひったくりに気をつける。

グアムは車社会ですので、タモンを除いては人が道を歩いているということがほとんどありません。ですので、車側があまり歩行者に注意を払っていません。日本と同じ様に考えていると、車が突っ込んで来たと言う例もある様です。

また、タモンでもひったくりや置き引きは発生しているということですので、荷物は車道側には持たない、バス停などでも目を離さないなどの注意はしたいところです。

安全確保に役立つ情報源

外務省海外安全ホームページ　> グアム

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcsafetymeasure_224.html

在ハガッニャ日本国総領事館「【安全情報】安心して楽しくグアム旅行をして頂くために」

https://www.anzen.mofa.go.jp/od/ryojiMailDetail.html?keyCd=71517