万が一のケガや病気に備える、グアムの病院とかかり方

海外で体調を崩したりケガをしたりして病院にかかる、、、考えたくないことではありますが、誰の身にも起こらないとは限らないことです。万が一、グアムで病院に行かなければならない状況になった時の知識をまとめます。

グアムで「病院へ」と思った時の初動

グアム滞在中、急な発熱などの病気、あるいはケガなどに見舞われたときには、緊急度によって対応を変える必要があります。

出血しているなど緊急度が高い場合、滞在先がホテルの場合は、まずホテルに相談してみるのが良いと思います。最寄りの医療機関を紹介してもらうことなども出来ると思います。

それが出来ない状況の場合は、Micronesia Assistance, Inc.(マイクロネシア・アシスタンス・インク / MAI)に相談するのがよいと思います。

緊急性が高い時にはMicronesia Assistance, Inc.

MAIはグアムへの日本人観光客の増加にあたって、主要旅行会社数社と保険会社が共同で設立した、日本人旅行者への援護サービスを提供する会社です。

海外旅行保険に加入していれば本人負担なく利用することが出来るので、緊急時には支援を仰ぐことができます。

引用:http://www.mai-guam.com/operation/index.html

Micronesia Assistance, Inc.(マイクロネシア・アシスタンス・インク / MAI)
HP:https://www.mai-guam.com/
電話:671-649-8147(24時間対応)

そこまでの緊急性がなければ、グアム旅行者クリニック

次に、そこまでの緊急性のない状況であれば、グアム旅行者クリニックに受診することが出来ます。

グアム旅行者クリニックは日本人旅行者を対象とし、日本人医師が日本語で対応してくれるクリニックです。予約が必要ですので、必ず事前に電話をしてください。

引用:www.guamclinic.com

グアム旅行者クリニック(要予約)

診療時間:月〜金 (午前)9:00〜12:00 (午後)13:00〜17:00
休診:土/日/祝
電話: 647-7771 / 488-6500 (受付時間 8:00〜22:00)
住所: 1051 Pale San Vitores Rd., Suite 106, Tamuning, Guam 96913
HP: https://www.guamclinic.com/

グアム旅行者クリニックのブログ:
https://oisomd.exblog.jp/

グアム政府観光局のサイト内でも紹介されています。
http://weekly.visitguam.jp/2011/02/post-159.html

※グアム旅行者クリニックは以前、日本旅行者クリニックとしてヒルトン・グアム・リゾート・アンド・スパ内にありましたが、移転して現在はTumon Sands Plazaの向かいにあります

クレジットカード付帯の緊急時支援サービスも活用できる

また、クレジットカードの付帯保険に、緊急時支援サービスがついている場合があります。

緊急時支援サービスの例(三井住友カード)
引用:三井住友カードホームページより
緊急時支援サービスの例(楽天カード)
引用:楽天カードホームページより

契約者が使えるグアムでの緊急連絡先の電話番号があるはずですので、ダブルスタンバイとしてコピーなどを持っておくのがおすすめです。困った際に、こちらに電話することもできます。

海外での受診費用の処理

海外での病院受診は高額になると言いますが、海外旅行保険があればそこから全額支払われます。(もちろん、保険適応の条件から外れた何かがあるとダメですが。。。)

ですので、海外旅行保険は本当に重要です。

病院によっては、直接医療費を保険会社に請求し、その場での支払いせずに済ませられる(キャッシュレス診療)場合もあります。

また、最近はほとんどの方がクレジットカードを持って海外に行かれると思います。多くのクレジットカードには海外旅行保険が付帯していますので、これも有効に使うことができます。

旅行保険をクレジットカードの付帯保険で賄う時には、出発前にお手持ちのカードの保険内容について、いくつかチェックしておくべきことがあります

クレジットカードの付帯保険のチェックポイント

・自動付帯かどうか

クレジットカード付帯の海外旅行保険には大きく分けて、自動的に有効になるものと旅行に関する支払いをした時に有効になるものの2つがあります。自分のカードがどちらなのか、支払ったら有効になる場合は、何を支払って条件を満たしたのか、確認しておきましょう。

・保障される対象者

家族で行かれる場合などは、家族全員がちゃんと保険の対象に入るのかどうかなど確認しましょう。

家族カードなどを作ると、カバーする対象を増やせるケースもあります。

・補償額

カードの宣伝には高額な補償額のキャッチコピーがついていることがありますが、本当に必要なのは「傷害治療費用」と「疾病治療費用」の2つです。死亡保障に高額の補償がついていても、治療の保険金額が小さいと、現地でのケガや病気の際に足りなくなってしまう可能性があります。

楽天カードを例に取ると、赤枠の2項目の補償額が重要です

特にグアムはアメリカですので(アメリカは世界一医療費が高いと言われています)、是非チェックしてみてください。

そのほかのグアムの病院

グアムには、公立の中央総合病院が一つと私立の総合病院が一つ、そのほか中小のクリニックが島内に点在しています。大きな病院としては、軍の病院もあるのですが、こちらは軍関係者とその家族に限定されています。

Guam Memorial Hospital(グアム記念病院)

古くからある公立の中央総合病院(タムニング)
HP:http://www.gmha.org/
住所:850 Gov Carlos G Camacho Rd, Tamuning, 96913 グアム
電話:(671)647-2555

Guam Regional Medical City (GRMC)

2015年に開業した私立の総合病院(デデド)
HP: https://www.grmc.gu/
住所: 133 Route 3, Dededo Guam 96912
電話: (671) 645-550

Guam Medical Care

MAI提携のクリニックの一つ(タモン)
HP: https://www.guammedcare.net/
住所: 744 N. Marine Corps. Dr., Suite 105, Tamuning, Guam  96913
電話: (671) 647-417

FHP Health Center

MAI提携のクリニックの一つ(タムニング)
HP: http://www.takecareasia.com/fhpHealthClinic.php
住所: 548 South Marine Corps Drive, 548 Marine Corps Drive, Tamuning, 96913 グアム
電話:(671) 646-5825

Seventh Day Adventist Clinic

HP: http://www.adventistclinic.com/
住所: 388 Ypao Road, Tamuning, Guam 96913
電話: (671) 646-8881

最後に

せっかくのグアム旅行でケガや病気など考えたくありませんが、いざ直面すると頭が真っ白になってしまうのではないでしょうか。特にお子様と一緒にグアム旅行という場合には、いざという時の為に予習しておきたいですね。

それから、海外旅行保険には絶対に加入しておきましょう。クレジットカードの付帯保険なども使いながら、旅行者全員がきちんとカバーされる様にしておきましょう。

それでは皆さまが安全にグアムで過ごせます様に。